TMX® JAPAN JOURNAL · SPINE / MOVEMENT
胸椎が動くと、首と腰の負担はどう変わるか
胸椎は、首と腰の間で回旋や伸展を分担する部位です。長時間の座位では胸椎が丸まりやすく、振り向く、腕を上げる、深く呼吸するといった動作を頸椎や腰椎が代わりに行うことがあります。

IN THIS JOURNAL座ったまま回旋を比べる伸展を取り戻すPARAで左右へ入力する動作の自由度として考える
座ったまま回旋を比べる
骨盤を正面に固定し、胸の前で腕を組んで左右へ回旋します。腰が大きく動かない範囲で左右差を確認します。次に息を吐きながら少しずつ回旋すると、力みが減ることがあります。
伸展を取り戻す
椅子の背もたれやフォームローラーを使い、胸椎を反らせます。腰を反らすのではなく、みぞおちより上が開く感覚を作ります。痛みのない範囲で数回行えば十分です。
PARAで左右へ入力する
PARAは脊柱そのものを押すのではなく、左右の筋群へ圧を入れやすい形状です。胸椎周囲に使用した後は、回旋や腕の挙上を再評価します。違和感が増える場合は部位・強度を見直します。
動作の自由度として考える
胸椎モビリティの目的は、数値を大きくすることではありません。投球、スイング、オーバーヘッド動作などで必要な方向へ十分に動けることが重要です。
MEDICAL NOTE
本記事は一般的なコンディショニング・運動に関する情報です。診断や治療を目的とするものではありません。強い痛み、しびれ、腫れ、外傷、原因不明の症状がある場合は医師・理学療法士等へご相談ください。