TMX® JAPAN JOURNAL · MOVEMENT / FOOT

プロプリオセプション──身体が自分の位置を知る仕組み

目を閉じても、膝が曲がっているか、腕がどこにあるかはある程度わかります。この身体内部の位置情報は、バランスだけでなく、ランニング、方向転換、着地などあらゆる動作の基礎です。足部や足関節はその情報が集まる重要な入口です。

TMX JAPAN EDITORIALPROFESSIONAL / SELF CONDITIONING
プロプリオセプション──身体が自分の位置を知る仕組み |TMX JAPAN JOURNAL
IN THIS JOURNAL安定性は「固めること」ではない難易度は段階的に足底への入力を使う復帰期は専門家と設計する

安定性は「固めること」ではない

関節の安定性は、筋力だけでなく、姿勢変化を感知して必要な筋を適切なタイミングで働かせる能力を含みます。足関節なら、小さな傾きを感じて下腿筋群が素早く反応できることが重要です。

難易度は段階的に

まず安定した床で片脚立ちを行い、次に頭や腕を動かす、視線を変える、支持面を少し不安定にするという順で進めます。最初から極端に不安定な器具へ乗る必要はありません。成功率を保ちながら情報量を増やします。

足底への入力を使う

足底への軽いポイント入力やモビリティは、トレーニング前に足の位置を意識するきっかけになります。METAのような足部ツールを使用した後は、必ず立位へ戻り、接地感、足趾、膝の軌道を確認します。

復帰期は専門家と設計する

捻挫や靱帯損傷後のプロプリオセプションは、組織治癒の段階や痛み、腫れに合わせて進めます。再受傷予防を目的とする場合も、単独のバランス練習だけでなく、走る・止まる・切り返す動作まで段階的に戻す必要があります。

MEDICAL NOTE

本記事は一般的なコンディショニング・運動に関する情報です。診断や治療を目的とするものではありません。強い痛み、しびれ、腫れ、外傷、原因不明の症状がある場合は医師・理学療法士等へご相談ください。