TMX® JAPAN JOURNAL · FASCIA / TRIGGER

「トリガーポイント」をどう捉えるか

触れると敏感な点、動作で気になる張り、押すと別の場所へ感覚が広がる部位。こうした「ポイント」は現場で日常的に扱われます。重要なのは、見つけた点を強く押すことではなく、その点がどんな負荷や動作の中で現れているかまで確認することです。

TMX JAPAN EDITORIALPROFESSIONAL / SELF CONDITIONING
「トリガーポイント」をどう捉えるか |TMX JAPAN JOURNAL
IN THIS JOURNAL点ではなく背景を見る刺激量は少ないところから動作へ戻すことがゴール専門家が伝えるべきこと

点ではなく背景を見る

局所的な圧痛は、反復動作、長時間同じ姿勢、急な負荷増加、睡眠不足など複数の要因と一緒に現れます。ポイントだけを処理して終わると、同じ負荷条件が残ったままになります。TMXを使う前に、いつ、どの動きで、どの程度気になるのかを整理します。

刺激量は少ないところから

痛みに耐えるほど強い刺激が効果的とは限りません。まず呼吸を乱さず、周囲に余計な力が入らない圧を選びます。30秒から短時間の入力を試し、その後の動きや感覚が改善するかを確認します。反応が悪ければ、部位や圧の方向を変えます。

動作へ戻すことがゴール

ポイントプレッシャーの直後に、対象筋を含む軽い運動を行います。例えば下腿なら足関節運動、臀部なら股関節の屈伸、肩甲帯なら腕の挙上などです。局所感覚が変わっても動作が変わらなければ、別の要因を検討します。

専門家が伝えるべきこと

セルフケアでは「どこまでやってよいか」を明確にすることが大切です。しびれ、灼熱感、急性外傷、腫れ、原因不明の強い症状がある場合は自己判断で圧を加えず、医療専門職の評価を優先します。

MEDICAL NOTE

本記事は一般的なコンディショニング・運動に関する情報です。診断や治療を目的とするものではありません。強い痛み、しびれ、腫れ、外傷、原因不明の症状がある場合は医師・理学療法士等へご相談ください。